にちぶんにっき

早稲田大学日本語日本文学コース室のブログです。

令和6年度春の特別展「仙川の家―武者小路実篤、終の住処での二〇年―」開催のお知らせ

調布市武者小路実篤記念館にて春の特別展「仙川の家―武者小路実篤、終の住処での二〇年―」が開催されます。期間は2024年4月27日~6月9日となっております。

 

「年をとったら水のあるところに住みたい」という子どもの頃からの夢を叶え、武者小路実篤(1885-1976)は1955年、東京・調布に引っ越しました。武蔵野の豊かな自然のなかで午前中は原稿、午後は書画に取り組み、親しい人たちとの交流を楽しみました。実篤自身が「仙川の家」と呼んだ邸宅は、彼にとって「終の住処」となり、90歳で亡くなるまで夫婦二人の静かな生活を送ることとなります。

 

「仙川の家」は2018年に国の登録有形文化財となり、2022年には実篤愛用の机と椅子が鳥取民藝品であることが明らかになるなど、今もなお新しい発見が続きます。

 

この展覧会では、仙川の家での20年間の生活を支えた邸宅や愛用品の数々が紹介されますので、武者小路実篤に興味のある方はぜひお訪ねください!

 

〇関連行事

・講座「武者小路実篤鳥取民藝家具」(5月25日14-15時30分)

【講師】尾崎麻里子氏(鳥取民藝美術館学芸顧問)

【会場】調布市東部公民館・学習室、旧実篤邸

【定員】30名

【申込】ホームページ参照

 

展示解説(5月3日、6月1日13時30分~)

【解説】佐藤杏(本展担当学芸員

【会場】調布市武者小路実篤記念館・展示室

【申込】不要。当日直接会場へ。

 

アクセス

〒182-0003 東京都調布市若葉町1-8-30

TEL 03-3326-0648

WEB https://www.mushakoji.org

2024年度アーカイブズ・カレッジ(史料管理学研修会)についてのお知らせ

2024年度アーカイブズ・カレッジ(史料管理学研修会)についてのお知らせです。

 

国文学研究資料館にて第70回アーカイブズ・カレッジが開催されます。

 

アーカイブズ(記録史料)は、古文書・公文書から電子記録までを含む、人類共通の文化遺産であり、現代に生かすべき情報資源として極めて大切なものです。

国文学研究資料館では、これらのアーカイブズの保存・利用サービス等の業務を担うアーキビスト(記録史料専門職員)の養成のために「アーカイブズ・カレッジ」を実施し、アーカイブズの収集・整理・保存・利用等に関する最新の専門知識、技能の普及に尽力しています。

 

アーカイブズに興味のある方、アーキビストを目指している方は奮ってご参加ください。

詳細は以下となります。

 

〇申込資格

次のいずれかに該当する者

①大学院在学中または大学卒業以上の学歴を有する者

アーカイブズを扱う必要のある組織に勤務し、アーカイブズの収集・整理・保存・   利用等の業務に従事している者

 

〇受講料

 無料

 

〇期間

長期コース

 2024年7月22日(月)~8月9日(金)

 2024年8月26日(月)~9月13日(金)

短期コース

 2024年11月11日(月)~11月16日(土)

 

〇定員

 長期コース 45名

 短期コース 30名

なお、同一年度に長期コースと短期コースを受講することはできません。

 

〇申込方法

国文学研究資料館Webページ(https://www.niji.ac.jp/event/seminar/2024/07post-50.html)から参加申込書をダウンロードし、必要事項を記入のうえE-mailにてお申し込みください。宛先は、event@niji.ac.jp(国文学研究資料館学術情報課事業係宛)です

また、大学院在学中もしくは申込資格②に該当する者は、特別な事情のない限り所属機関を通じてのお申し込みとなります。

 

長期コース 2024年5月13日(月)17時締切

短期コース 2024年度6月7日(金)17時締切

 

〇場所

長期コース(東京会場)

 国文学研究資料館 東京都立川市緑町10-3 TEL050-5533-2984

なお以下の日程は該当場所に現地集合となります。

 7月25日 国立公文書館(東京都千代田区北の丸公園3-2)

 8月8日 神奈川県立公文書館(神奈川県横浜市旭区中尾1-6-1)

 8月30日 神奈川県立歴史博物館(神奈川県横浜市中区南仲通5-60)

     放送ライブラリー(神奈川県横浜市中区日本大通11横浜情報文化センター)

短期コース(長野会場)

 長野県立歴史館 長野県千曲市大字屋代260-6

 屋代公民館 長野県千曲市大字屋代2184-3 (11月11日のみ)

 

〇問い合わせ先

国文学研究資料館管理部学術情報課事業係 

TEL 050-5533-2984 E-mail jigyou@niji.ac.jp

 

以上の情報からアーカイブズ・カレッジに関心をお持ちいただいた方は、ぜひ日本語日本文学コース室をお訪ねください。研修内容と講師を掲載した冊子がございます。

 

 

 

 

 

川村裕子『ビギナーズ・クラシックス拾遺和歌集』刊行記念シンポジウム 平安時代の和歌がワカると… ―国語教育の場へ―

 

川村裕子『ビギナーズ・クラシックス拾遺和歌集』刊行記念と、御手洗靖大の科研費事業(『拾遺抄』・『拾遺和歌集』の研究)の成果物のひとつとして、早稲田大学で王朝和歌と国語教育についてのシンポジウムを開きます。

 

川村裕子『ビギナーズ・クラシックス拾遺和歌集』刊行記念シンポジウム

平安時代の和歌がワカると…

―国語教育の場へ―

 

日時 2024年1月21日(日)13時半より(13時から受付)

場所 早稲田大学 早稲田キャンパス14号館201教室

参加費 無料

要申し込み(1月20日まで)

参加申し込みは以下URL(google forms)へ

https://forms.gle/STu8hSmL19HkyojF6

対面開催(後日録画公開)

 

 

開会挨拶

菊野雅之(早稲田大学教育・総合科学学術院准教授)

 

第一部

 資料は後日リサーチマップブログで公開します。

https://researchmap.jp/y_mitarai/research_blogs

各自ご持参下さい。

 

①「『拾遺和歌集』研究から教室へ」

御手洗靖大(早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程・日本学術振興会特別研究員DC2)

 

②「王朝和歌と国語教科書」

兼築信行早稲田大学文学学術院教授)

 

③「和歌を子どもたちにつなぐ―『ビギナーズ・クラシックス拾遺和歌集』をめぐって―」

川村裕子(新潟産業大学名誉教授)

 

第二部 和歌を歌う

―綾小路流、冷泉流それぞれの披講実演―

 

第三部 ディスカッション

三人の討議・事前の質問への回答・フロアとの質疑応答

 

※本シンポジウムは収録の上、後日youtubeにて公開予定です。ご発言等、公開される可能性があること、ご了承下さい。 (菊野研究室https://www.youtube.com/@kokugojunbishitu

 

主催:早稲田大学教育学部菊野雅之研究室

なお、本シンポジウムは科学研究費補助金(特別研究員奨励費 課題番号課題番号22j11254「『拾遺抄』・『拾遺和歌集』の研究」)による成果の一部です。

 

 本シンポジウムでは、国語教育とからめながら、『拾遺和歌集』を中心とする平安時代中期の和歌を考えたいと思います。


 第一部は標題に関連した報告を行います。御手洗は、『拾遺和歌集』研究がいかにして教室に還元できるかということを考えます。兼築先生には、教科書編集委員として、教科書と平安時代の和歌についてお話頂けるとうかがっています。川村先生には、『ビギナーズ・クラシックス拾遺和歌集』編集方針や、国語教科書のルビについて、そして一条帝の家集蒐集についてもお話頂けるとうかがっています。


 第二部は和歌を古式に則って読み上げる、披講(ひこう)を実演します。伝統的な和歌の読み上げ方が、和歌の読解に資するということを示したいと思います。なお、実演では宮中歌会始でなされる綾小路流と、京都の冷泉家に伝わる冷泉流の二流派をお聞き頂きます。


 第三部のディスカッションでは、登壇者3人の討議にくわえ、事前の質問や、フロアとの質疑応答を積極的に行いたいと思います。和歌の指導について不安がある先生、反対に和歌の指導について一家言のある先生、和歌に関心のある大学生や高校生、中学生、和歌や平安時代に関心のある方々や、そうでない方々にもお集まり頂きたいと思います。

あんびるやすこ作品展(群馬県立土屋文明記念文学館)

あんびるやすこ作品展が、土屋文明記念文学館にて開催されます。

子供のとき「なんでも魔女商会」を読み込んでいたことが思い出されました…

懐かしい!

ぜひご確認ください。

 

 

学修支援のご案内

日本語日本文学コース室(39号館5階2519室)には、学生の自学自修を支援するLA(ラーニングアシスタント)が在室します。

日時・分野等の詳細は、画像もしくはホームページでご確認ください。

2023年度春学期学修支援室のご案内

 

図書をご寄贈いただきました

日文コース室に下記の図書をご寄贈いただきました。まことにありがとうございます。

ご寄贈本はコース室に配架しております。

 

(敬称略)