にちぶんにっき

早稲田大学日本語日本文学コース室のブログです。

二進法ブンガク

こんにちは、東堂です。冷え込んできましたね。
今日のコース室はけっこう静かです。ゼミ発表を控えている東堂はこそこそ作業もしております。

なんだか昨日あたりから、日本でも電子書籍リーダーのKindleが発売になるとかで、話題になっていますね。
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20121024_568193.html
アメリカではかなり普及しているらしいですが、日本ではどうなるでしょうか。これまで携帯の漫画ダウンロードはともかくとして、もうひとつ電子書籍は(話題になるわりに)振るわなかったようなので、動向が気になるところです。

文学研究だと今もやはり紙の本や雑誌を重要視しますが、何年か先には状況も変わっていくのでしょうかね。
いまも、明治期の発行物や、終戦すぐの発行で紙質が悪い本なんかは、劣化のないデジタルアーカイブのおかげでありがたく見せてもらったりするのですが、人間が古いのか、やはり紙ものの方が頭に入るような感じがしなくもないです……。

とはいえそんな東堂も、少し前にiPadを導入し、新聞はデジタル化してしまいました。最大の理由は古新聞が溜まりすぎるからですが…。日本の狭い住宅事情では、省スペースの意味で電子書籍の需要がありそうな気はいたします。

古本なんかでたまに見る、前の持ち主の書き込みなんかも、電子書籍全盛になればなくなってしまうんでしょうね。知らない誰かが考えた痕を見るのは案外面白いので、ちょっと残念な感じもいたします。

とりとめのない世間話でございました。