にちぶんにっき

早稲田大学日本語日本文学コース室のブログです。

アホ毛=?

佐助です、こんにちは。
引き続き、コース室図書の整理をしております。目指せ今年度中。


湯シャン記を読んでいてふと思ったのですが、毛束からぴょんぴょんはみ出ている毛のことを「アホ毛」と言うことがあります(例:今日まじで髪ぼさぼさやし、アホ毛やばいわー)。まあ、確かに、言い得ていると思うんです。でも、そろそろいい歳になってくるとですね、他の呼び方はないものかと思ったりもするわけです。
ほらだって、襟足の短い毛は「後れ毛」と言うじゃないですか。なんとも洒落た響きではありませんか。アホ毛て。アホ毛て。
ちょっと調べてみたら、頬にたらしたりする毛をあらわす表現として「愛嬌毛」というのもあるんです。かわいらしいじゃありませんか。それに比べてアホ毛て。アホ毛て。
そういえば、「解れ毛」という言葉がありますね。あらわすところはアホ毛にちょっと近いかもしれませんが、「解れ毛」が動きまわったからちょっと乱れてしまったような髪をあらわすイメージなのに対して、アホ毛はそうではありません。別に動きまわってもないのにぴょんぴょん出てくるやつです。アホ毛……。


さて、アホ毛と同じものを指す表現ってないものか、と思ってジャパンナレッジの日国を使って、「〜毛」となる語を検索してみました。
そうしましたら、「遊び毛」というのが出てきました。遊び毛、いいですね。意味には「襟首のあたりの短い毛髪。また、結いもれた毛髪。おくれ毛。」とありますが、後れ毛という素敵な表現がありますから、アホ毛のことを遊び毛ということにしたらいいと思います。今日まじで髪ぼさぼさやし、遊び毛やばいわー。いい。いいですね。
(一応、「〜髪」でも検索してみましたが、ぴんとくるものは見つからず。ただ、寝乱れた髪のことを指す言葉がたくさんあるなーと思いました)
が、しかし、Google検索をかけてみると、「遊び毛」はカーペットなどに使用されることが多いということがわかりました。ぐぬぬ、一緒にしてよいものか……。


ということで、アホ毛に替わる表現は一旦保留。いいのがあったら教えてください。
佐助でした。