にちぶんにっき

早稲田大学日本語日本文学コース室のブログです。

ちょっと、ちょっとちょっと

皆さまこんにちは。波留です。

昨日今日は春の陽気ですね。

私の知り合いで依頼の仕方と断り方に関する言語学的な研究をしている方がいらっしゃるんですが、日本人は断るときによく「ちょっと」って言葉を使いますよね。
「このあと一杯どうですか?」「あ、今日はちょっと…」なんて。
「ちょっと何なのか」よく分かりませんが、なんとなく断っていることは伝わりますね。

断るときだけでなくいろいろな場合にぼやかした表現をするのに便利な言葉ですね。
ただ、ぼやかした表現に使う「ちょっと」が、怒ったときにも「ちょっと!!」なんて風に使われるのは、よく考えてみれば不思議ですね。「ちょっと待て」などの省略でしょうかね。

それから、「どうも」も便利な言葉ですね。
ばったり顔を合わせて、「あ、どうも」と言えば挨拶になります。
「どうもありがとう」などの形で使うことができますが、省略して「どうも」だけでも簡単な感謝の言葉になります。

日本語は省略が多いように思います。
「日本語ははっきりしない」などと言われることもありますが、一方で語彙もすごく多いので、「はっきり言えない」わけではないのでしょうね。「はっきり言わない」んでしょうかね。

ちょっと、まとまりのない話になってしまいました…。
いつも書く直前になってネタを探すので、担当数回目にして早くも無理がきています。
個人的に今気になっているのは「かぼす」と「すだち」はどう違うのか、「大葉」と「しそ」はどう違うのか、なのですが、どう考えてもそれで記事は書けないのでやめました。

次回は、ちゃんと書くネタを考えてくることにします。
波留でした。どうも失礼いたしました。