にちぶんにっき

早稲田大学日本語日本文学コース室のブログです。

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 

今日、注連縄を神社に納めてきました。

昔住んでいた家は周りを田んぼにかこまれていて、毎年注連縄のお米をスズメに食べつくされていました。町内会のどんど焼きには、ハゲた注連縄を持っていった記憶があります。

今日持っていった注連縄にはお米がちゃんと残っていて、そんなところに昔と今で住んでいる場所が違うんだなと感じさせられました。

また我が家は、昔は祖父母とともに豪華なお重をかこんで、いつもとは違う少し厳かな雰囲気、改まった儀式の空気を感じ取ったりしたものですが、それも今ではとりあえずかまぼことカズノコと黒豆を用意して、「正月みたいやな」と言いながらお餅をかじっているだけになってしまった気がします(年末はずっと「年末みたいやな」と言いながら過ごしていました)。なんでもない日にごちそうを呼ばれて「正月みたいやな」と言うことはありますが、まさか正月当日にかまぼこを食べて「正月みたいやな」と言うことになるとは。正月に「正月みたいやな」と言うのは変だと自分でも思うのですが、どうしても「正月だ!」と実感できないのです。家族や親戚の集まりがあればそういうこともないのかもしれませんが。

ということで、いつの間にか自分の「正月」が変化していることを発見した話でした(正月に盃でいただく「苦くて渋くて辛くてマズい液体」が、美味しく感じられるようになったのも、変化のひとつですね)。

冬季休業期間中 閉室のお知らせ

こんにちは、気付けば今年も残すところあと二週間程となっていることに驚きを隠せない片栗粉です。

巷ではインフルエンザが猛威を奮っていますが、皆様お風邪など召されていませんでしょうか。

学部4年生の方は、卒業論文執筆お疲れさまでした。

修士論文執筆中の方はこの年末年始がラストスパートですね。

コース室一同、修論の完成を陰ながらお祈りしております。

 

さて、お知らせです。

コース室は冬季休業期間中(12/24~1/5)、閉室とさせていただきます。

新年(2020年)は、1/6(月)より通常開室いたします。

ご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

 

(少しはやいですが)皆様、よいお年をお迎えください。

2019年度 早稲田大学国文学会 学生研究班発表会のお知らせ

こんにちは、片栗粉です。

早稲田大学国文学会 学生研究班発表会を下記の通り開催いたします。

 

日時:12月20日(金)13時~16時15分(途中入退場自由)

場所:39号館 5階 第5会議室

 

5人の学部生の方が普段の研究の成果を発表してくださいます(詳しくはこちら)。

師走の慌ただしい時節ではありますが、皆様のお越しをお待ちしております。

 

国文学会、無事終了

こんにちは、霜月です。

11月29日(金)・11月30日(土)の2日間にわたって開催された早稲田大学国文学会2019年度秋季大会は無事終了しました。

お忙しいところ足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。

また、発表者の皆様、本当にお疲れ様でした。どれも素晴らしい発表でした。

 

写真は、講演会のときに壇上に飾っていた花束を花瓶に移したものです。

f:id:Wnichibun:20191202160442j:plain

背景がおそろしく「映えない」ことになっていますが、逆にコース室らしさがあっていいのかもしれません。

 

How to 卒論?

こんにちは、近代のかめこです。

 

そろそろ晩秋という季節でしょうか?

スーパーにも焼き芋や牡蠣がならんでいて、

秋暮れどきの、買い物とお散歩がたのしいです。

まあ、貧乏院生なので見るだけですけれど…

 

寒くなるにつれ、学部4年生のみなさまに、せまってくるもの、

それは「卒論の締切」ですね。

 

私は去年、卒論をかきましたピヨピヨ院生なのですが

それを活かして、去年の成功談、失敗談を書きたいと思います。

 

いま卒論でお忙しい方のご参考になれば幸いです。

 

【やってよかったこと】

・メールで本文を自分に送っていた!

どういうこと?ってなるかもしれませんが、これは

パソコンやUSBなどが突然バグって、書きかけの本文が消える、という

友人の血も涙もない惨状を目撃してしまったゆえに、とった対策です。

メールでもグーグルドライブとかでもいいのですが、パソコン内部やUSBだけでなく

オンライン上に保存しておくと、機械がこわれてもなんとかなるので安心です。

なにがあるか分からないですからね…

わたしは去年、神保町駅のトイレにパソコンを忘れたことがあります。

 

・章立てだけでなく本文も、とにかく誰かに読んでもらっていた

研究はひとりでやるものですが、よい論文はひとりでは書けません(えらそう)

というか、他人の目を通していない論文は、論旨がつたわりにくかったり

無意識に同じ言葉を多用・乱用していたり、無意識にわかりにくい表現を

使いまくってたりするので(まさかわたしだけ?!)わたしは同期と

途中までできているものを読み合ったりフィードバックし合ったりしてました。

 

【失敗したこと】

・締切日を勘違いしていた。

な!な!なんと、去年のわたしは卒論提出の翌日からタイへなにもかもを捨てて

旅行に行くつもりで航空券を予約していたのですが、なにを間違えたのか、

締切の日の午前の便をとってしまってたんです~~ 今思い出しても震えます。

そのせいでバタバタして(代理提出ってやれるのか?とかコソコソ調べたり)

結局なんとか出せたのですが、ツラかった。

提出締切日と時間は要チェック、です。ほんとに。

 

・資料集めをしぶってた。

めんどくさがりなので、国会図書館にいくのを後回しにしたり

せっかくそろえた資料の管理を雑にしてしまったりで、おはずかしいですが

揃っていない資料を集めるために、時間が残り少なくなってから焦り出しました。

それにくわえ、自室もあれていくので余計に資料が散逸していきました。涙

いまでもやりそうでこわいですが、自戒もこめて。

 

 

なんだか私のガサツな性格を暴露しただけ?の

ブログになってしまいましたが(-_-)、、、

ご参考になればさいわいです!

コース室では個人的な相談も受け付けていますので、

お困りのことがあればぜひお気軽にいらしてくださいね。

 

ではでは~

日文コース進級ガイダンスのお知らせ

こんにちは、霜月です。

日文コースの進級ガイダンスの日時をお知らせします。

文学部1年生向けの進級ガイダンスが11月13日(水)12時15分~12時55分に34-355教室に行われます。

ぜひご参加ください。

 

純喫茶探訪記 そのさん 上野「Coffee Shop ギャラン」

こんにちは、片栗粉です。
随分お久しぶりの純喫茶探訪記となってしまいました。

前回の記事以降もいくつか喫茶店を訪れたのですが、たいてい写真を撮り忘れてしまい、記事にし兼ねているうちに早数か月…。

というわけで(?)今回は、私にしては珍しく忘れずに写真を撮ったお店をご紹介したいと思います。

 

展覧会を観に上野を訪れる方は多いと思いますが、そんな上野界隈での美術館・博物館巡りの後にぜひ足を運んでほしいのが、アメ横側の「Coffee Shop ギャラン」です。

上野は日本における近代喫茶店発祥の地とのことで(明治21年に「可否茶館」が上野の明治製菓本社別館1階に開店するも、時代を先取りし過ぎたため客足が伸びず、すぐに閉店してしまったそう)、趣深い純喫茶が今もいくつかありますが、「Coffee Shop ギャラン」はそんなお店の一つです。

 


お店に着くと、まずはショーケースが出迎えてくれます。
「ギャラン」の文字がレトロできゅんとします(世の中の看板がこういうレトロなフォントで溢れればいいのに、と常々思っている)。
ショーケースの中には、「ザ・喫茶店」といった定番メニューの食品サンプル。パフェの生クリームの盛り具合がすごい。左奥のピザトーストの厚みも素敵。ベッドにしたい。
f:id:Wnichibun:20191021144701j:image

 

お店は建物の2階にあります。階段下に置かれた看板の文字もこれまたかわいい。
f:id:Wnichibun:20191021144647j:image

 

さらに素晴らしいのが、お店に続く階段の壁に施された電飾。電球がこれでもかとぴかぴか灯っていいます(ところどころ電球が切れているのもまたご愛嬌)。
f:id:Wnichibun:20191021144657j:image

 

「ギャラン」という言葉の響きの不思議な力強さに胸を高鳴らせながら扉を開けると、店内もこれまた素晴らしい(ちなみにギャラン〔galant 〕はフランス語で勇ましい、勇気ある、洗練された、華麗ななどの意味だそうです)。期待を裏切りません。天井にはやたら電球の多い照明、壁にはレリーフに、花を象ったランプ。一瞬にして高度経済成長期の昭和にタイムスリップしてしまったかのようなギラギラ感です。
f:id:Wnichibun:20191021144704j:image

 

足元のタイルはこんな感じ。なんてデコラティブ!!

一種装飾過剰なところが純喫茶の醍醐味の一つだと思うのですが、「Coffee Shop ギャラン」はその醍醐味を存分に味わわせてくれます。
f:id:Wnichibun:20191021144643j:image

 店員さんは皆のタータンチェックの制服。ここにも懐かしさを感じます。

オムライスと紅茶のセットを注文。サラダ付き。装飾過多の気味のある内装とは対照的にシンプルでオーソドックスなオムライスで、どこかほっとする味でした。
f:id:Wnichibun:20191021144653j:image

 

あらゆるところに昭和を感じる店内ですが、もちろんBGMも最近のJ-POPなんかを流していたりはしません。

ガロ「学生街の喫茶店

八神純子「想い出のスクリーン」

いしだあゆみ「あなたならどうする」

B.B.クィーンズ「おどるポンポコリン」

忌野清志郎&坂本龍一「い・け・な・いルージュマジック」

石川優子&チャゲ「ふたりの愛ランド」

山本リンダ「どうにもとまらない」

THE ALFEE星空のディスタンス

Sugar「ウエディング・ベル」

BOØWY「Marionette」…

と、70~80年代のヒット曲ノンストップ(当時の私は相当テンションが上がったのか、店内滞在時のBGMをなぜかメモに残していたので書いてみました)。

目でも、耳でも、舌でも思う存分に昭和の空気を味わえる、今となっては貴重な喫茶店です。

令和の時代も、「Coffee Shop ギャラン」は変わらずギラギラした昭和の雰囲気を振りまいていてほしい…と願うばかりです。

芸術の秋、上野での展覧会巡りに疲れたら、ぜひ「Coffee Shop ギャラン」で昭和の空気に浸りながら一息ついてみてください。