にちぶんにっき

早稲田大学日本語日本文学コース室のブログです。

猫の背中は伸びている

2日続けて、千鳥です。


突然ですが、私はひどい猫背です。
背筋をすっくりのばしてサクサク歩くお姉さんに憧れるのですが、
どうしても気を抜くと背中と首をまるめてしまいます。
みためも悪いわ肩も凝るわ疲れやすいわ、
良いことなんてひとつもないのに、癖って本当厄介です。


ところで、猫背ってなんで猫背っていうんでしょう。
勿論猫の姿に似ているからなんでしょうけれど。
「猫背中」とも言ったそうで、江戸初のお伽草子にはもうそのような表記があるようです。
でも、まるまって寝ている猫はともかく、その辺を歩いている猫は別に猫背じゃない気がします。
むしろ、しなやかでよく伸びていて気持ちよさそうな感じです。
座っている猫の背中はまるまっていますが、
首はしっかり伸びているから、人間の猫背とはちょっと違うような。
「猫」そのものに、まるくなるイメージの方が強いから、とかそんな理由なんでしょうか。
猫にとっては普通の状態なのに、言葉のイメージが悪くなってしまって気の毒です。


ここから源氏物語の猫が登場する場面の話に繋げるつもりだったのですが、
記事を書くためにグーグルで「猫 座る 姿」と画像検索したら、
思わず仕事を忘れて二十分ほど見入ってしまいましたので、
続きは書かないことに致します。
私どっちかっていうと犬派なんですけどね。妙な魅力がありますね、猫って。


とまれかくまれとくやりてん、と付け足したくなる記事、あいすみません。
千鳥(猫アレルギー)がコース室からお送りいたしました。