にちぶんにっき

早稲田大学日本語日本文学コース室のブログです。

時にはミニシアターで

ブログを夏仕様にしてみました。
左側の画像、ちょっと高村光太郎の「道程」っぽいですよね。
あと「まっすぐな道でさみしい」という種田山頭火の俳句もありましたっけ。

さて、昨日久しぶりに映画を見てきましたので、ご紹介します。
若松孝二監督「11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち」です。
60年代〜70年の世相を背景に、三島と楯の会自衛隊駐屯地で事件を起こすに至るまでを、描いたものです。ドキュメンタリーではなく劇映画で、資料調査のうえで解釈や創作を一部加えているようです。
作家の生きた時代を知り、何に突き動かされて創作や行動をしたのかを考えるよすがとして、映画も役立つものです。
三島役の井浦新ARATA)さんたちの演技もなかなか見ごたえがありましたので、ご興味のある向きはどうぞ。
テアトル新宿ユーロスペースほかで公開中です。
http://www.wakamatsukoji.org/11.25/