にちぶんにっき

早稲田大学日本語日本文学コース室のブログです。

急逝

こんにちは、東堂です。
各方面で話題を呼んでいる(?)、あの足の生えた折り鶴ですが、コース室にまだいます。
あれはなんという名前なのだろうかと思って検索したのですが、どうもはっきり決まった名称はないようで、比較的ヒットするのは「キモ鶴」という通称でした。
キモ鶴でおなじみの日文コース室にどうぞお越しください。(いやなキャッチ)

さて、今朝未明、さびしいニュースが飛び込んできました。
映画監督の若松孝二さんが亡くなったというものです。
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20121018-OHT1T00010.htm?from=yol
今年6月14日、私東堂も監督の「11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち」を観てきたことをにちぶんにっきに書いておりました。
政治や文学の題材に正面から向き合い、政治の季節を体験した世代ならではの関心を追究した、近年では稀有な映画監督だったといえるでしょう。
思いがけない交通事故がなければ、まだお元気で映画を撮り続けられただろうことを思うと、非常に残念です。
今年は、吉本隆明丸谷才一など近代文学に関わる有名人の訃報が多いなという感じがします。合掌。
中上健次の小説をもとにした『千年の愉楽』が遺作となりました。来年初春の公開予定だそうです。
http://www.wakamatsukoji.org/sennennoyuraku/