にちぶんにっき

早稲田大学日本語日本文学コース室のブログです。

しみ

こんにちは。
書店で「カバーおつけしますか?」と聞かれたとき、
いつも、「いいです。」と答えるにもかかわらず、
5〜6割くらいの確率でカバーをつけてもらえる小倉です。
やっぱ大事ですね、カツゼツ。


糊塗すぐに紙魚に知らるるところかな   中原道夫
                  (中原道夫『不覚』角川書店 2003)


早大の図書館の本って付箋をつけてはいけないじゃないですか。
そのことについて考えるとき、この句をいつも思い出します。
それにしても、紙の魚と書いてしみと読むのはなんだかいいかんじですよね。
私も紙魚のようにいろいろな本をどんどん咀嚼していきたいものです。
ちなみに紙魚は夏の季語。なんでなのかは知りません。


ではまた。