にちぶんにっき

早稲田大学日本語日本文学コース室のブログです。

小倉

ひとまず書庫整理おわりました

ご無沙汰しております。小倉です。 まさかの今年初のブログ更新です。 今年度はあまりブログを書けませんでした。すみません。 本日で私のコース室勤務も最後となります。 この2年間で様々なかたにお世話になりました。ありがとうございました。 大学院には…

2014年度学生研究班発表会が行われました

こんにちは。小倉です。 11月26日(水)の学生研究班発表会は盛況のうちに終了いたしました。その様子を一部ご紹介いたします。 春雨物語における『幻想』 赤津暢彦氏(文・3年) 『あとじまつ』の謎 椛島達也氏(文・3年) 〈中期〉太宰治論?――『女生…

雑草ノート28(紅葉編)

ブラジルに珈琲植ゑむ秋の風 萩原朔太郎こんにちは。小倉です。 秋も深まってまいりましたが、12月5日(金)、6日(土)に早稲田大学国文学会が開催されます。 波留くんと共に設置した立看板は、構内へ入ってくる方に見えやすい角度になっているのがポイ…

2014年度学生研究班発表会のお知らせ

11月26日(水)13:00〜17:15、第5会議室にて、2014年度学生研究班発表会が開催されます。 発表の内容は以下の通りです。 13:00〜13:45 春雨物語における『幻想』 赤津 暢彦 氏(文・3年) 13:45〜14:30 『あとじまつ』の謎 椛島 達也 氏(文・3年)14:45〜1…

最近のコース室

おひさしぶりです。 こんにちは。小倉です。さて、本格的に秋の気配もただよってまいりまして、 文学部としてはコース選択&卒論の題目提出などなど慌ただしい時期になってまいりましたね。 今日も1年生の方がおひとりいらっしゃいました。 これからはそれ…

「近世文人の世界―神辺に花開いた文化―」展

こんにちは。小倉です。 7月11日(金)から8月31日(日)まで、ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)にて、「近世文人の世界―神辺に花開いた文化―」展が開催されます。 これは、「菅茶山関係資料」が国の重要文化財に指定されたことを…

日本SF展(於世田谷文学館)ほか

仄白く鉄路の死体雨しぶく一九四九年七月五日深夜 大野誠夫 こんにちは。小倉です。 下山事件にご関心のある方は、松本清張「下山国鉄総裁謀殺論」(『日本の黒い霧(上)』文春文庫 収録)をお読みになられるとよろしいかと思います。時代的制約もあります…

7・7文キャンがひとつになりました

こんにちは。小倉です。 今日はあいにくの空模様で天の川は望めそうにありませんが、 文キャンの横断をはばんでいた壁はついにとりはらわれました! 33号館もほとんど完成し、工事も一段落というところでしょうか。 戸山図書館へ格段に行きやすくなりまし…

友好的な攻撃とはこれいかに

こんにちは。小倉です。 みなさん、今週は洗濯のチャンスです! さて、一昨日の波留くんの記事を読んでおりまして、私にも気になるサッカーの日本語があることに思い至りました。 それは、「有効的な攻め」です。 シチュエーションとしては、「ロングボール…

鳥獣魚肉を加へずして献立せるへう

バーガーに挟まれているくたくたのレタスのごとし夏風邪のわれ 今井千草 こんにちは。小倉です。 風邪をひきました。つらいです。 さて、先日資料を集めておりましたら、「女学世界」という雑誌の創刊号(明治34年1月)を見る機会がありました。 明治時代…

「国文学研究」発送します。

こんにちは。小倉と波留です。 「国文学研究」第173集を発送いたします。 今日はTA2人にくわえ、助手K先生にも手伝っていただき、なんとか作業を終えることが出来ました。 ご高覧いただければ幸いです。

カツ丼と早稲田

こんにちは。小倉です。 先ほどぱらぱらめくっていた本で偶然発見したのですが、カツ丼の発祥地は一説によると早稲田界隈のようですね。 カツ丼にも卵とじのカツ丼とソースカツ丼がありますが、 前者は馬場下町交差点付近のある老舗そば屋で宴会に残ったカツ…

雑草ノート27

乾電池ころころ回す涼しさよ 野口る理 こんにちは。小倉です。 今日は強い雨が降ったりやんだりの天気ですが、コース室は冷房がつき、いたって快適です。 冷房の気持ちよさと暖房の気持ちよさを比較した場合、間違いなく冷房のほうが気持ちが良いと思うので…

雑草ノート26

こんにちは。小倉です。 十薬の花の十字の梅雨入かな 石田波郷 2週連続ドクダミの写真です。 しかし、これには訳があるのです。 実は、昨年も梅雨入りの前にドクダミの写真を使ってしまってから上記の句を思い出しまして、来年は絶対梅雨入りしてからドクダ…

雑草ノート25

右頬に飴寄せたまま夏に入る 長嶋有 (長嶋有『春のお辞儀』ふらんす堂 2014年5月) こんにちは。小倉です。 暑さが増してきましたね。 ドクダミは昨年に引き続き2度目の登場です。 あえて同じような構図にしてみましたが、いかがでしょうか。 ちなみ…

自給自足

こんにちは。小倉です。 暑い日々が続きますが、みなさまいかがお過ごしですか。 私は、土曜日の深夜に左足の小指をぶつけて出血。 日曜日にもぶつけて再度出血し悶絶、という壮絶な週末でした。 さて、文学部キャンパスもだんだんと完成に近づいてきました…

20年前のお値段です

さみだれや喰わねば腐るものを喰う 静人臣 こんにちは。小倉です。 最近は雨の予報が出る日も多くなり、梅雨も間近ですね。 体調には十分お気をつけください。さて、コース室にはなぜか1992年版の「imidas」が置いてあります。 そのなかで気になった流行…

写真美術館改修工事

こんにちは。小倉です。 先日図書館でなくした5000円のコピーカードを事務所へ届けてくださった方、本当にありがとうございました。まさか戻ってくるとは思っていなかったのでとてもうれしかったです。 起立礼着席青葉風過ぎた 神野紗希 ということで、…

コース室所蔵・ちょっと気になる本列伝1

こんにちは。小倉です。 先日5000円のコピーカードを紛失した衝撃からいまだ立ち直れずにいます。450度くらい残ってたのに…… さて、今日から始まりました「コース室所蔵・ちょっと気になる本列伝」。このコーナーでは、コース室所蔵の書籍を整理して…

雑草ノート24

傘さすもさゝぬもこころ春の雨 井沢ミサ子 こんにちは。小倉です。 最近は上に掲げた句のような天気が続いていましたが、今日は久しぶりの快晴ですね。 ということで、今日は文キャン春の花祭りです。 ヒメオドリオコソウ ハナニラ カラスノエンドウ ハルジ…

日本近代文学館所蔵 太宰治自筆資料集正式サービス開始

こんにちは。小倉です。 夜9時頃家に帰り、そこから自分で作ったご飯が全然おいしくなかった時のやるせなさは相当なものですね。 新しいレシピは時間がある時に試すことにしようと思いました。 表題と全く関係ない話をしてしまいましたが、早稲田大学の学術…

Google翻訳でエスペラント

こんにちは。小倉です。 エスペラントは1887年にロシア領ポーランドのザメンホフという人によって考案された人工言語ですが、例えば池袋に本店があるリブロという書店の名前は、エスペラントで本を意味する名詞(libro)だったりと、意外に現代の日本で…

雑草ノート23

こんにちは。小倉です。 昨年度はたくさんの方にお世話になり、楽しい日々を過ごさせていただきました。今年度もどうかよろしくお願いいたします。 さて、昨年度、記念すべき第1回の雑草ノートでご紹介した「ムラサキハナナ」。 最初の頃は写真をブログに載…

卒業式

こんにちは。小倉です。 昨日は卒業式、学位授与式、卒業生謝恩会が行なわれました。 卒業生のみなさんご卒業おめでとうございます。 下は謝恩会の様子です。 たくさんの先生方もお見えになり、卒業生から花束が手渡されました。 卒業生への言葉では、今年度…

雑草ノート22

こんにちは。 ご無沙汰しております。小倉です。 かれこれ2ヵ月ぶりのブログ更新とあって、パスワードを思い出すのに少し時間がかかりました。 さて、近頃は春の気配もただよい始め、雑草が乱れ咲く季節になってまいりました。 雑草ノートは引き続き来年度…

「令女界」からセンターへ

こんにちは。小倉です。 先日、センター試験が行なわれたということで、受験生のみなさまお疲れさまでした。 今年の国語の出典は次のようになっております。 評論:齋藤希史『漢文脈と近代日本』 小説:岡本かの子「快走」 古文:『源氏物語(夕霧の巻)』 …

生命空間としてのプール

されどプールの白き柩形冬青空 堀井春一郎 こんにちは。小倉です。 先日、いろいろと論文を検索していたところ、おもしろそうな論文を見つけました。その名も「学校プールに形成される水生昆虫相の成立要因に関する研究」です。 私は幼稚園の頃、プールに入…

雑草ノート21

こんにちは。 違う種類のカレールーを混ぜてカレーを作ることはよくあることなので、違う種類のレトルトカレーを混ぜたらおいしいのではないかと思い、やってみたけど全くおいしくなかった小倉です。 さて、柳田国男は「野草雑記」において「タケニグサ」と…

「野宿野郎」のこと

こんにちは。小倉です。 ところで、「野宿野郎」という雑誌をご存知でしょうか。 「人生をより低迷させる旅コミ誌」というキャッチフレーズをもつ、すべての野宿人必携の雑誌です。 人よりも比較的野宿経験はあるわたくし小倉ですが、野宿のかゆいところに手…

明けましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします。小倉です。 さて、年末年始、実家に帰省されていた方も多いかと思います。 私も昨晩帰京いたしました。 そして、家に到着し、バッグを開けてみると服やらなにやらすべてがビッシャビッシャになっておりました。 犯人は実家から…