にちぶんにっき

早稲田大学日本語日本文学コース室のブログです。

友好的な攻撃とはこれいかに

こんにちは。小倉です。
みなさん、今週は洗濯のチャンスです!


さて、一昨日の波留くんの記事を読んでおりまして、私にも気になるサッカーの日本語があることに思い至りました。
それは、「有効的な攻め」です。
シチュエーションとしては、「ロングボールだけではなく、縦パスやサイドを使った有効的な攻めをみせたいところですね。」などのように使います。
解説の方だけでなく、最近ではNHKのアナウンサーの方もこの言葉を使うようになってきたような気がします。
ですが、調べてみたところ、『日本国語大辞典』には、「友好的」という言葉は載っていても、「有効的」という言葉は載っていませんでした。
おそらく、音が同じ「友好」に、「的」をつける言葉があったため、「有効な攻め」で良いところを勢いで「有効的な攻め」と言ってしまうケースが頻発していくうちに定着してきたのではないかという勝手な推測です。(私は日本語学が専門ではないのであくまでも勝手な推測です。)
しかし、この言葉を初めて聞いた際、私の頭のなかでは当然「友好的な攻め」と漢字変換されるわけなのです。
「友好的な攻め」とは何か。ファウルをしないでクリーンに攻撃するということでしょうか?それとも相手をリスペクトしつつ攻撃するということでしょうか?確かにサッカーの勝敗が外交問題に発展したケースも過去にあったしな。なかなかいい事言うな。うんうん。などと思っていた私は何もわかっていませんでした。
みなさんにも何か気になるサッカーの日本語があれば教えていただけるとうれしいです。




33号館の高層棟と低層棟がついにつながったー!
というところで、それではまた。