にちぶんにっき

早稲田大学日本語日本文学コース室のブログです。

20年前のお値段です

   さみだれや喰わねば腐るものを喰う   静人臣


こんにちは。小倉です。
最近は雨の予報が出る日も多くなり、梅雨も間近ですね。
体調には十分お気をつけください。

さて、コース室にはなぜか1992年版の「imidas」が置いてあります。
そのなかで気になった流行語をいくつか拾ってみました。


「短・近・高」
大学生のアルバイトの時給が1200円時代。学生側の希望は「短時間・場所が近く・時給が高い」だが、人手不足を反映してそれでも引く手あまた。
ドッジボール人気」
「爆風ドッジ!」なる人気マンガも出るほど、ドッジボールの人気が上昇。湘南海岸では、水着でのビーチ・ドッジボールの公式戦も登場。
「ポケベル」
「恋人との大事な伝言板」をキャッチフレーズに、ポケットベルを貸し出すスーパーやデパートが増加。ビジネス用は普及したので、新しい客を求めるポケベル業界が小売業と組んだ新商売。貸出料は約2千〜6千円。
「リバース」
泥酔して吐くこと。
「風呂敷」
人気商品として復活。リサイクルブームと、いつでもどこでも何回も使える簡便性が見直された。数年、メーカー生産は2ケタの伸び盛り。


こうしてみてみると、いかにもバブルという雰囲気で隔世の感があります。
ちなみに、1992年という時代は私にとってまだ幼稚園に通う以前のことです。
なんといっても、時給が1200円時代というのは、現在では考えられないことで羨ましい限りです。
かといって、湘南海岸でドッジボールをしていた時代に戻りたいかというと、そうでもないですね。
竹ざお屋がよく「20年前のお値段です」と言っていますが、20年前は6千円でポケベルを借りていた時代なので、むしろ今より物価が高いのではないかと思いました。
とりとめのない話になりましたが、それではまた来週。