にちぶんにっき

早稲田大学日本語日本文学コース室のブログです。

さみしい

こんにちは。波留です。

今日は、千鳥さんが遅れてやってきました。
遅刻した代わりではありませんが、たまねぎせんべいを持ってきてくれました。

今ならなんと、コース室にお越しの方はたまねぎせんべいをご自由にお召し上がり頂けます!

みなさん、お気軽にコース室にいらしてください。
訪れる方が少ないと、さみしいです。

今日、「かたぶく」と「かたむく」についてコース室で話していたのですが、mの子音とbの子音は交替しやすいんですね。交替して、消えたもの、残ったもの…「狭い」は今では「せまい」とふつう読みますが、古くは「せまし」より「せばし」のほうが勢力があったようです。ただ、今でも「せばまる」「せばめる」という形で「せば」も生き残っています。「せままる」は言いにくいからでしょうかね。(科学的でなくてすみません。)
さて、「寂しい・淋しい」の読みは、「さびしい」が常用漢字表などで標準とされているようですが、「さみしい」という表現もふつうに使われます。

個人的には、なんとなく、「さみしい」のほうが「さびしい」よりも「しょんぼり感」(千鳥さんの言)が強い気がするのですが、みなさん、いかがでしょうか。

なにか、書いていて寂しい気持ちになってきてしまいました。
さてこの「寂しい」を私はどちらのつもりで使ったでしょうか…

それでは…