にちぶんにっき

早稲田大学日本語日本文学コース室のブログです。

「朝マック」は「朝マクド」にはならない


こんにちは、佐助です。
今週前半は床に伏せっておりました。
そのとき、あーこれについてにちぶんにっきに書こうと思ったことがあったのですが、今まったく思い出せずにおります。なんだったでしょうか。さあ?


仕方がないので、それとは別のことを書きます。
みんな大好き(?)マクドナルド、私は大阪出身ですので、「マクド」と呼んでおります。
東京にきてもその癖が抜けず、ついマクドと呼んでしまいます。
でもそうするとこちらの人は必ずと言っていいほど、「わ、ほんとにマクドっていうんだー」とおっしゃいます。まあ、言いますけど?と思いますね。で、そのうち半分くらいの人が、「じゃあ朝マックも朝マクドって言ったりするのー?」と聞いてきます。


いやいやそんなわけないやろ、と。
「朝マクドナルド」という名前なら「朝マクド」と呼ぶかもしれませんけれど、「朝マック」をわざわざ「朝マクド」とは言いませんよ、と。「マクドナルドシェイク」なら「マクドシェイク」と呼ぶだろうと思いますけれども、「マックシェイク」は「マックシェイク」でしょう、と。


つまり、「マクド」というのはあくまでも「マクドナルド」の略称で、「マクドナルド」っていうのがめんどくさいから「マクド」と縮めて言うわけです(なぜマックではないのかというのは、またちょっと別の話になりますので割愛)。
朝マック」「マックシェイク」などはその語形で完成しているわけですので、これ以上縮める必要もありませんし、わざわざ言い換えるほうが労力を使うのでかえって効率的でなくなってしまいます。
だんだんマクドゲシュタルト崩壊を起こしてきましたが、そういうわけですので、「朝マックは朝マクドって言わないのー?」とは聞かないでください。(使っている人はいると思いますが、それはそれとして)




ちなみに、数年前に教育実習で大阪の中学生と接した時に一度聞いてみたのですが、彼らは「だって朝マック朝マックやん!朝マクドとか意味わからん!」と言っていました。そういうことだと思います。



そんなこんなで。佐助でした。