にちぶんにっき

早稲田大学日本語日本文学コース室のブログです。

夏休み向け展覧会情報あれこれ

こんにちは、東堂です。
大学はテスト期間に入り、夏休みももうすぐ、というところですね。
すでにあれこれ計画を立てている方も多いと思いますが、長い休みにはふらっと展覧会・展示会などに足をのばしてみるのもかもしれません。

さまざまな展覧会の情報は、こちらなどで見ることができます。
http://artscape.jp/exhibition/schedule/tokyo/tokyo.html

この中から、東堂セレクトで東京都内のものをいくつかご紹介。

日本近代文学館「近代の詩歌1」(9/22まで)
http://www.bungakukan.or.jp/annai/annai.htm
与謝野晶子正岡子規はじめ明治以降の代表的な詩人、歌人の原稿や書簡、出版当時の書籍雑誌を見ることができます。
ホームページに室生犀星『抒情小曲集』の単行本表紙が掲載されていますが、当時の装丁はなかなかおしゃれです。「PETITS POEMES」と飾り文字でシンプルなフランス語タイトルが書いてありますが、「抒情小曲集」という日本語の大仰さと比べてなんだかギャップがあって面白いです。

台東区書道博物館「この人、どんな字? −近代日本の文豪たち−」(9/19まで)
http://www.taitocity.net/taito/shodou/shodou_news/shodou_news20120628.html
夏目漱石吾輩は猫である』の挿絵などでも有名な書家・画家の中村不折のコレクション。
本人の書のほか、漱石森鷗外伊藤左千夫らからの書簡なども展示されるようです。
作家の字って、結構面白いですよね。埴谷雄高なんかは直筆のものを見ると、神経質そうなイメージとは裏腹に丸くてかわいらしい字だったりします(笑)。

そのほか、文学以外でも面白そうなのを少し。
東京国立近代美術館フィルムセンター「日活の100年 日本映画の100年」(8/14〜12/23)
http://www.momat.go.jp/FC/NIKKATSU100/index.html

東京都現代美術館「館長庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」(10/8まで)
http://www.ntv.co.jp/tokusatsu/

うん、最後のは私の趣味なんだ。すまない。でもこの間行ったら面白かったのでおすすめです。

コース室もそろそろ夏休み体制です(開室日はホームページの更新情報を参照)。
みなさんも健康で文化的な夏休みをお過ごしください。