にちぶんにっき

早稲田大学日本語日本文学コース室のブログです。

アウェーな人

はいどうも。近代で主に戦後文学をやってます、東堂です。
ハンドルネームはメインでやってる長編小説の主人公の名前から。
上の人がポニョがどうとか仰っていますが、耳に残るあの曲、オリコンで6位だそうですね。昨日、居酒屋のコールで使われているのも聞きましたよ。

話は変わりますが、このブログをご覧になっている人は日本文学専修の学部生の方が多いのかなと思います。
ですが、案外、大学院の日本語日本文学コースには日本文学専修以外の出身者もいるのですよ。
私ももともとは第一文学部の文芸専修にいまして、授業で小説や書評も書いておりました。
文芸専修は直結する大学院のコースがないので、進学を考える方は少ないのではないかと思いますが、門戸は開かれてますので、進路に迷っている文芸や文芸ジャーナリズムなどの方がおられたら一声かけてあげてください。

ただ、文芸出身者は先行研究を調べたりするスキルが日本文学専修の人よりはどうしても劣ることが多いです。これは私も他の院生に追いつこうと努力している点ですが、学部のうちに慣れておくに越したことはないでしょうね。
文芸出身の強み(?)としては、評論を書く練習をする機会を積んでいるおかげで、論文や発表の中で自分の見解をしっかり出しやすいこと。先行研究の整理紹介だけで終わってしまわない、ということは結構、大学院の近代文学研究では重要なのです。

それではまた。夏バテの身で野間宏を読むのは重いです。