にちぶんにっき

早稲田大学日本語日本文学コース室のブログです。

気づかない方言は多い

こんにちは、佐助です。
乱れきった生活を正してくれるTA勤務日です。


先週末は早稲田大学日本語学会の研究発表会と講演会がございました。
日本語学を専攻する人は、本学では文学研究科と教育学研究科と日本語教育研究科の三つに分かれて日々研究にいそしんでいるのですけれど、それが一堂に会する機会がこの学会だったりします。
発表者もそれぞれから出てきて、日本語学といえどさまざまな視点の発表と質疑応答がおこなわれるので、なかなかおもしろいものです。


講演会は毎年、第一線の研究者でいらっしゃる先生をお招きしておこなっているようですが、今回は東京女子大学篠崎晃一先生がいらしてました。テレビにもよく出演されていますので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
(ちなみに夏ごろにはとある番組の「しりとりの限界を調べる」という企画のため、俳人黛まどかさんと古辞書研究をなさっている駒澤大学萩原義雄先生と3人でひたすらしりとりをしていました)


そんな篠崎先生のご講演を聞いて私は、今度首都圏出身の人がしたり顔で「やー全然方言とかないからー」などと言ってきたら「「片す」とか言ってない?それ、方言だよ」と笑顔で言って差し上げようと思ったのでした。ちなみに私は「なおす」派です。



佐助でした。