にちぶんにっき

早稲田大学日本語日本文学コース室のブログです。

「眠い」は「寝むい」?

こんにちは、佐助です。


Twitter上で、「眠たい」を「寝むたい」と書く人を見ることがあります。
その人、あるいはその人たちだけなのかなー(限られたところでの話なのかなー)と思っていましたが、今ふと検索してみたらめっちゃいっぱい出てきたので驚いたところです。(「誤字等の館」という、さまざまな誤字を紹介しているサイトにも掲載されていました。いろいろ推察されていますが、ご本人も断っていらっしゃるように「適当な推論」ですので鵜呑みにはなさいませんよう)


どうやら「寝むい」も「寝むたい」もたくさんの人が使っているようです。ひょえー。
ふいんき」と打って「雰囲気」と変換できちゃうGoogle日本語入力でも、さすがに「ねむい」と打って「寝むい」が一発で出てくることはないですし、私の携帯でも変換では出てこないのですが(スマホとかだとまた違うのでしょうか)、彼ら・彼女らはなぜこの表記を使うのでしょう?手書きならともかく、打ち言葉で。あえてそういうふうにしているのかなとも思うのですが、不思議でなりません。「眠い」だと支障があるのでしょうか。聞いてみたい……。


その昔、「延々と続く」でよさそうなところを「永遠と続く」と書く人が多いのはなぜだろうと思って、インターネット上で見つけたその言葉を使っている人たちに突然メールを送って理由を聞いたことがあったのですが、勘違いではなく「わざと使っている」という人が多かったのですよね(突然送ったのに返信をくれる方がほとんどで感動しました)。
小説などを書くときに、「永遠と」のほうがイメージしやすいと思うから、とか。
「寝むい」もそういう類なのでしょうか。眠りたいという気持ちが伝わりやすいと思っているとか? んー気になる。
どなたがご存知でしたら、あるいは使う方がいたら教えてください。というか誰かレポートのネタなどにして調べて教えてください。


他人任せ、佐助でした。